~障害者があたりまえに働ける社会の実現から、誰もが安心して働ける未来へ~
「ATARIMAEプロジェクト」は、障害者があたりまえに働ける社会を目指し、2008年に発足したプロジェクトです。
厚生労働省の協力を得て、多くの企業・個人サポーターとともに、障害者雇用の促進に尽力してきました。
かつてのプロジェクトでは、企業への啓発活動や雇用促進イベントの開催、成功事例の紹介などを通じ、社会の意識を変える大きなムーブメントを生み出しました。
本記事では、その「ATARIMAEプロジェクト」の歴史や成果を振り返るとともに、現在の「https://www.atarimae.jp/」が目指す新たなビジョンについてもご紹介します。
背景と沿革
働ける年齢層の障がい者(20~65歳)は約332万人。そのうち企業などに雇用されている障がい者は約45万人、全体の13%程度です。
障害者雇用促進法という法律がありますが、法律で義務付けられた法定雇用率を満たしている企業の割合は全体の半数に留まっています。
実はこれらの現状は、障害者本人の働く意欲や能力が低いことによるものではなく、むしろ障害者雇用の受け入れ側である企業や一般の人々の、偏見や無関心によって引き起こされたものと考えます。つまり障がい者の働く機会を妨げているのは、「心のバリア」なのです。
これらの社会的な課題を解決するため、2008年「~障がい者があたりまえにはたらけるニッポンへ~ATARIMAEプロジェクト」が発足いたしました。2008年10月~2010年3月の1年半、厚生労働省の全面協力の下活動を展開してまいりました。
ポータルサイトは、オープン後14ヶ月目である平成21年12月には月間100万PVを記録し、著名人を含むサポーターも3万人に達した実績を有しています。
ATARIMAEプロジェクトのミッションと活動領域
ATARIMAEプロジェクトは、障害のある人もない人も共に働き生きる喜びを感じあえる社会の実現を目指します。
これらのミッションを実現するため活動を展開してまいります。
ATARIMAEプロジェクトの活動には、2つのミッションがあります。
1つは、無関心や偏見による心のバリアによって障がい者が就労機会に恵まれていないことを多くの方に知っていただくための広報活動やキャンペーン。
もう1つは、インターネット等さまざまな媒体を通じ、障がい者雇用促進に役立つ情報を提供していくことです。
これらの活動を通じ、近い将来ATARIMAEプロジェクトがミッションを果たし、このプロジェクトが活動をする必要がなくなること、これが最終的な願いです。
プロジェクト運営主体について
本プロジェクトは社団法人「ATARIMAEプロジェクト」が運営しています。
所在地 | 〒101-0047 東京都千代田区内神田1-3-8 ステージ内神田6F |
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連絡先 | TEL 03-3518-8805 |
お問い合わせ | ご意見、ご質問はお問い合わせフォームにて承っております。 |
ATARIMAEニュース
ATARIMAEプロジェクトのイベントやセミナーなどの活動を写真と共にレポートします!
日付 | イベント内容 |
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2010年7月10日 | Monkey Majik × ATARIMAEプロジェクト ミュージック・ビデオ完成 |
2010年3月29日 | ATARIMAEプロジェクト・オリジナルポスター完成 |
2010年3月26日 | 『ATARIMAEブログ』ブロガーが40人を突破! |
2010年3月19日 | 『ATARIMAE宣言』応援メッセージが30,000件を突破! |
2010年3月19日 | 『下村健一のクロストーク』Vol.5を公開 |
2010年2月27日 | 「働きたい」あなたのシンポジウム 開催報告 |
2010年1月26日 | 『下村健一のクロストーク』Vol.4を公開 |
2009年12月11日 | 『ATARIMAE宣言』応援メッセージが20,000件を突破! |
2009年12月10日 | 『下村健一のクロストーク』Vol.3を公開 |
2009年12月 | Webサイト月間ページビューが100万を突破! |
2009年11月9日 | 『企業サポーター紹介』登録企業が3,000社を突破! |
2009年10月25日 | 『ATARIMAE宣言』応援メッセージが10,000件を突破! |
2009年10月8日 | 『下村健一のクロストーク』Vol.2を公開 |
2009年9月14日 | 経済誌『プレジデント』でATARIMAEプロジェクトが紹介 |
2009年8月30日 | 日本テレビ系列『24時間テレビ』でATARIMAEプロジェクトが紹介 |
2009年8月24日 | 『下村健一のクロストーク』Vol.1を公開 |
2009年8月30日 | 鎌倉音楽祭で『クロストーク はたらくちから。』特別版を上映 |
2008年12月6日 | サッカースタジアムでATARIMAEプロジェクトを応援しよう J1最終戦 In KYOTO |
2008年10月24日 | 舛添大臣×松浦亜弥さん独占インタビュー!動画ページ |
2008年10月24日 | 舛添大臣×松浦亜弥さん独占インタビュー!記事ページ |
2008年10月24日 | ATARIMAEサポーター任命式 “舛添厚生労働大臣・松浦亜弥さん登場” |
MONKEY MAJIK × ATARIMAEプロジェクト
「障害者が、あたりまえに働けるニッポンへ」を掲げるATARIMAEプロジェクトに、ミュージシャンのMONKEY MAJIK(モンキーマジック)、映像クリエーターYELLOW BRAIN(イエローブレイン)が賛同し、あたりまえな社会を表現する映像として、この「FOREVER」を製作しました。
映像を作ったYELLOW BRAINの丹下紘希さんは、ATARIMAEプロジェクトの障害者が働く職場を取材するクロストークの映像ディレクターとして、以前よりATARIMAEプロジェクトに関わってくださっています。
曲名 「FOREVER」 (作詞・作曲 MONKEY MAJIK)
映像ディレクター YELLOW BRAIN
出演・歌 300名のATARIMAEな社会を作る人々
MONKEY MAJIK 「FOREVER」のミュージックビデオに対する思い
音楽の力が見てみたい。
本作はメンバーと私達が「音楽って本当に何なんだろう?」と
いう単純にして壮大な疑問に対する答えを知るきっかけになりました。
このミュージックビデオはアーティストが出演して居ないし、
アーティストが歌さえも歌っていない。そんなものがミュージックビデオになりうるのかはわかりません。
ですが、単なるプロモーションではなく、音楽を知る為のある道筋がそこにある事は事実だと思います。
メンバーにとっても大きなチャレンジである事に違いありません。
私たちの挑戦は全ての人にとって音楽そのものが公平であるというユニバーサルな考え方に基いて表現してみたところです。
老人も子供も障がい者も健常者も全ての人にとって音楽が等しく楽しめるものなのか見届けたい。
その想いは音楽に関わる人間にとって同じ目線で感じることができるものだと信じてます。
最後のテロップにあるATARIMAEプロジェクトは障害のある人もない人も共に働き生きる喜びを感じあえる社会の実現を目指したプロジェクトです。
我々、イエローブレインはその理念に共感し、約4年前の立ち上げ以前からお手伝いさせていただきました。
全ての人々を孤独や孤立、差別などない社会の形成にこのミュージックビデオが少しでも希望に繋がる事を望みます。
最後にこんな途方もない企画の実現に賛同してくれたモンキーマジックのメンバーに感謝いたします。
丹下紘希
「FOREVER」の映像は、テレビやインターネットを通じてさまざまなところで見ることができます。この映像を通じて、多くの方が障害のある人々の働く場により関心をもっていただけるよう願っています。
事務局 山本
サポーターになろう
ATARIMAEプロジェクトに賛同するATARIMAE企業・公式サポーターの皆様をご紹介。
ATARIMAE企業一覧 3436社が賛同
「ATARIMAEプロジェクト」には3436社の企業がサポート企業として参加し、障害者雇用を推進していました。
障害者雇用を積極的に推進する企業を「ATARIMAE企業」として認定し、紹介しました。この取り組みにより、企業側の意識改革が進みました。
以下は、ATARIMAEプロジェクトを支援した企業の一部を抜粋して掲載しています。
企業名 | 所在地 | 公式サイト |
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TOTO 株式会社 | 福岡県北九州市 | toto.co.jp |
株式会社 シーエーシー | 東京都新宿区 | cacgr.co.jp |
株式会社 アレフ | 北海道札幌市 | aleph-inc.co.jp |
株式会社 ぐるなびサポートアソシエ | 千葉県千葉市 | gnavi.co.jp |
株式会社 ビーアイメディカル | 東京都文京区 | bi-medical.co.jp |
ユニオンソーシャルシステム株式会社 | 山形県新庄市 | unionsocialsystem.com |
ワークブック株式会社 | 石川県金沢市 | workbookco.jp |
株式会社 IVOO | 東京都新宿区 | 公式サイトなし |
株式会社 アレック | 神奈川県相模原市 | alec.co.jp |
BSP社労士事務所 | 埼玉県さいたま市 | sharoshi.info |
株式会社 京丸園 | 静岡県浜松市 | kyomaru.co.jp |
株式会社 沖ワークウェル | 沖縄県那覇市 | 公式サイトなし |
富士ソフト企画株式会社 | 神奈川県横浜市 | 公式サイトなし |
株式会社 スワン | 東京都港区 | 公式サイトなし |
株式会社 沖縄教育出版 | 沖縄県那覇市 | 公式サイトなし |
株式会社 エフピコ | 広島県福山市 | fpco.jp |
株式会社 ソニー・コンピュータエンタテインメント | 東京都港区 | sony.com |
株式会社 日本マクドナルド | 東京都新宿区 | mcdonalds.co.jp |
株式会社 サイゼリヤ | 埼玉県吉川市 | saizeriya.co.jp |
株式会社 すかいらーくグループ | 東京都武蔵野市 | skylark.co.jp |
ユニクロ(株式会社ファーストリテイリング) | 東京都港区 | uniqlo.com |
株式会社 ワタミ | 東京都大田区 | watami.co.jp |
株式会社 くら寿司 | 大阪府堺市 | kura-corpo.co.jp |
株式会社 モスフードサービス | 東京都港区 | mos.co.jp |
株式会社 王将フードサービス(餃子の王将) | 京都府京都市 | ohsho.co.jp |
公式サポーター一覧 54名が賛同
「障害があってもなくても、あたりまえに働ける社会に賛同する公式サポーター」として、54名の著名人・経営者・地方自治体の首長が参加しました。
ATARIMAEプロジェクトの公式サポーターを以下に紹介します。
氏名 | 所属・肩書き |
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渡辺 良一 | 神奈川県相模原市 市議会議員 |
岡元 眞弓 | 株式会社 きものブレイン 取締役副社長 |
富岡 清 | 埼玉県熊谷市 市長 |
清水 勇人 | 埼玉県さいたま市 市長 |
久喜 邦康 | 埼玉県秩父市 市長 |
根本 崇 | 千葉県野田市 市長 |
古川 康 | 佐賀県知事 |
関谷 亜矢子 | フリーアナウンサー |
下村 健一 | TBS報道局「みのもんたのサタデーずばッと」キャスター |
原田 信次 | 埼玉県児玉郡美里町 町長 |
伊藤 聡子 | キャスター |
尾﨑 正直 | 高知県知事 |
川畑 泰史 | 吉本新喜劇 座長 |
岡崎 誠也 | 高知県高知市 市長 |
神田 真秋 | 愛知県知事 |
小松 安弘 | 株式会社エフピコ 代表取締役社長 |
西村 知美 | タレント |
松沢 成文 | 神奈川県知事 |
中田 宏 | 神奈川県横浜市 前市長 |
都築 譲 | 愛知県幡豆郡一色町 町長 |
水迫 順一 | 鹿児島県垂水市 市長 |
いっこく堂 | 腹話術師 |
平井 一夫 | 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 代表取締役社長 兼 グループCEO |
上田 清司 | 埼玉県知事 |
土野 守 | 岐阜県高山市 市長 |
今井 絵理子 | 歌手 |
堀泰 一郎 | 宮崎県小林市 市長 |
竹中 ナミ | 社会福祉法人プロップ・ステーション 理事長 |
溝口 善兵衛 | 島根県知事 |
長峯 誠 | 宮崎県都城市 市長 |
東国原 英夫 | 宮崎県知事 |
木村 良二 | 株式会社沖ワークウェル 取締役社長 |
髙田 忠一 | 長瀞町立長瀞中学校 校長 |
ラモス 瑠偉 | 元サッカー日本代表 |
川畑 保夫 | 株式会社 沖縄教育出版 代表取締役 |
長嶋 龍平 | 富士ソフト企画株式会社 代表取締役社長 |
海津 歩 | 株式会社スワン 代表取締役社長 |
堀越 のり | タレント |
齋藤 正治 | 横浜マリノス株式会社 代表取締役 |
名越 康文 | 精神科医師 |
草壁 焔太 | 五行歌の会 主宰 |
松浦 弥太郎 | 『暮しの手帖』編集長/COW BOOKS 代表/文筆家 |
鈴木 厚志 | 京丸園株式会社 代表取締役 |
王 理恵 | 野菜ソムリエ |
松浦 亜弥 | 歌手 |
天野 ひろゆき | お笑い芸人 |
細川 佳代子 | 認定NPO法人スペシャルオリンピックス日本 名誉会長 |
浅野 史郎 | 慶応義塾大学 総合政策学部教授 |
今中 博之 | 社会福祉法人 素王会 理事長/アトリエ インカーブ クリエイティブディレクター |
永田 裕志 | 新日本プロレス プロレスラー |
川合 澄枝 | 夢ある街のたいやき屋さん西調布店 店長 |
ルー 大柴 | タレント |
原田 泳幸 | 日本マクドナルド株式会社 代表取締役社長兼会長兼CEO |
ダンディ 坂野 | お笑いタレント |
これらの54名のサポーターが、プロジェクトの理念に賛同し、支援を行いました。
企業のための「障害者雇用促進法」
障害者雇用の要となる法律「障害者雇用促進法」。
この法がどういった背景から誕生し、どのような改正が行われてきたのか。
そして今後、どの方向へ向かっていくのか、知っていますか?
ATARIMAEプロジェクトは自分の会社に適用される部分のみの理解ではなく、
法の全体像を把握した上での取り組みが必要と考えます。
本コラムは、専門家が本法の歴史と背景、今後の方向性を分かりやすく解説。
企業が障害者雇用で成功するには欠かせない、法の理解に役立つコラムです。
ATARIMAEプロジェクトの現在と新たなビジョン
現在、「www.atarimae.jp」では、かつてのプロジェクトの理念を継承しつつ、「働きたいすべての人」に向けた正しい情報提供を行う場として生まれ変わりました。
これまでのミッションは、障害者があたりまえに働ける社会の実現を目指し、企業や社会への啓発活動や、障害者雇用の成功事例の紹介、支援を行うことでした。
現在のミッションは、すべての人が安心して働ける環境を整えることです。
詐欺や誤情報に惑わされず、安全な働き方を選ぶための支援を提供し、個々のスキルや状況に合った働き方を提案することを目的としています。
現在、多くの人が副業に挑戦していますが、詐欺的な案件の増加、過大広告による誤解、適切な情報が不足しているという問題が発生しています。
そこで、「ATARIMAEプロジェクト」は「働くことの選択肢を正しく広げる」をテーマに、以下の情報を発信します。
- 実際に収益化できる副業の事例紹介
- 注意すべき副業の特徴やリスクの解説
- 初心者が迷わない「正しい副業の選び方ガイド」
- 実際に寄せられた被害事例の紹介
- 「怪しい副業」の見分け方・回避方法の解説
- 悪質な副業に関する最新情報の提供
- 副業だけでなくフリーランス・在宅ワーク・起業の情報も提供
- 「自分に合った働き方」を見つけるための診断コンテンツ
- 実際に副業・新しい働き方を始めた人の成功ストーリー紹介
「ATARIMAEプロジェクト」は、障害者雇用を推進し、社会全体に変化をもたらしました。
現在の「https://www.atarimae.jp/」では、その理念を受け継ぎ、すべての人に正しい「働き方」の情報を提供することを使命としています。
働き方の自由が増えた現代で、安全に・適切に・正しく働くための情報発信を行うことが、新たな使命となっています。
「働きたいすべての人に、正しい情報を。」
これが、ATARIMAEプロジェクトの新たな歩みです。