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>第1回 障害、基本の「き」

3.日本の障害者は何人?

20人に1人以上が障害者。障害はとても身近なもの

平成17年~18年に実施された調査に基づく厚生労働省発表の資料によると、身体障害者数は366万人、知的障害者数は55万人、精神障害者数が303万人、総数は724万人(※1)である。この数は全国民の約5%に相当する。つまり、日本人の20人に1人が、何らかの障害を持っている、ということだ。複数の障害を持つ人もいるため、総数がすなわち全障害者数と断言することはできない。しかし一方で、一部の発見されにくい障害を持っている場合など、この統計上に表れていない人も数多くいることが予測される。

発見されにくい障害には、本人や周囲の人々が無自覚のものもある。近年社会問題化しているうつ病やストレス障害も、日常生活や社会生活に長期的制約ができると精神障害者となり得る。また、高齢になり、認知症を有病した際も、病状が重度になれば精神障害といえる。

また、統計上に表れない障害として、近年注目を集める「発達障害」も挙げられる。これは幼児期における脳の機能的な問題により発達に遅れや歪み、偏りが生じる心身の障害のこと。知的障害を伴う場合もあるが、そうでない軽度発達障害の場合は、身体・知的・精神障害のいずれの基準にも当てはまらない障害と考えられており、先の統計には含まれない。

こういった潜在的な障害者を含めれば、国民の20人に1人以上が障害を持っている可能性がある。自分の住んでいる地域、学校、職場を見渡せば、何人かの障害者がいるのが、あたりまえなのである。

また、現在健康な人も、今後障害と向き合っていく可能性もある。不測の事故や病気などで障害者になる可能性は誰にとってもゼロではない。障害はごく身近なものであり、障害を持つことや障害者であることは決して特別ではない。

(※1) 出典
「平成21年版障害者白書」(PDF)厚生労働省作成
http://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h21hakusho/gaiyou/pdf/g1_01.pdf

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