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>第11回 うつ病・そううつ病

4.治療と再発防止

治療には半年以上が必要

心の変調を感じたら、早目に精神科や診療内科の専門医に診断してもらうことが大事。心の変調を1人で抱え込でしまっては病気は治らない。医師は問診により、うつ病やそううつ病特有の症状があるか確認し、それにより診断を下す。

治療には身体的療法と精神面での治療があり、双方を並行して行うことで、症状が改善され、完治へと至る。身体的療法では抗うつ薬による薬物療法が行われる。抗うつ薬は脳内の神経伝達物質に作用し、症状を改善する。精神療法は医師やカウンセラーとのコミュニケーションを通して、心の変調を改善していくもので、認知療法や行動療法など、数多くの療法がある。うつ病やそううつ病の治療は、医師やカウンセラーと患者との共同作業であるため、双方間の信頼関係が重要になってくる。

病気の回復には、大体半年から1年は要する。個人差はあるが、抗うつ薬を服用して3週間もすれば症状が和らぐ。2カ月ほどで職場へ復帰できそうなほどうつ状態は回復する。だが、うつ病は症状が見えなくなってから半年ほどは、また症状が表れる可能性がある。完全に回復すれば、本来の能力が戻るので、あせらずゆっくり治療に専念する必要がある。

うつ病やそううつ病は、一度かかったら二度と発病しない病気ではない。再発する恐れもある。また、再発しない人もいる。うつ病は、若いうちに発病した人ほど再発しやすい傾向にある。また、そううつ病は再発を繰り返す可能性が高い。

再発防止のために心がけたいのがストレス・マネジメントである。病気の正しい知識を持ち、自分の性格を把握し、ストレスを減らす生活を心がけ、自分なりのストレスの解消法を見つけて、ストレスを溜めない。それでも症状が表れたら、早目に受診する。体と同じように、心の健康管理を日々、心がけることが大事なのである。