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>第9回 自閉症スペクトラム

1.自閉症スペクトラムとは?

自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群の総称

自閉症スペクトラム(ASD)とは発達障害の一種である。第6回の発達障害の章(特に「発達障害その1」を参照)ですでに紹介しているが、近年、注目されてはいるものの、まだまだ理解が浅い自閉症スペクトラムについて、さらに詳しく説明したい。ちなみに「広汎性発達障害」(PDD)は自閉症スペクトラムと同じ意味で使われている。

スペクトラムは、「連続している」「連続体」といった意味をもつ。つまり、自閉症には重症から軽症まであり、知的に障害がある場合もあれば、知的レベルの高い人もいて、その現れ方はさまざまであるということだ。ただし、自閉症の3要素「社会性の問題」「コミュニケーションの問題」「想像力の問題」は共通している。

自閉症スペクトラムを大別すると、知能の遅れと3要素が見られるのが「自閉症」、知的障害がなく3要素が見られる「高機能自閉症」、知的障害と「言葉の発達の遅れに限ったコミュニケーションの問題」がなく、ほかの2要素が見られるのが「アスペルガー症候群」と呼んでいる。だが、実際には「自閉症」「高機能自閉症」「アスペルガー症候群」の間にはっきりと線引きをすることはできない。また、自閉症スペクトラムの障害をもつ人と健常者の間にも線引きは難しい。そのため、大人になっても自分も周囲も自閉症スペクトラムであることを気付かない場合がある。

第6回の発達障害の章(特に「発達障害その1」を参照)

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