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>第6回 発達障害

6.発達障害その 3 注意欠陥多動性障害

じっとしていられない子供たち

注意欠陥多動性障害は、7歳以前に現れ、落ち着きがなく動き回る――多動、注意力が散漫で気が散りやすい――不注意、何か思いつくと後先を考えずに行動してしまう――衝動性、この3つが同時に見られる場合に診断される。中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定され、「ADHD(Attention-Deficit / Hyperactivity Disorder)」とも呼ばれている。自己コントロールが困難で最後まで何かを実行することが難しい機能障害。また、「不注意優勢型」と「多動―衝動性優勢型」、さらに、その「混合型」という3つのタイプがある。

授業中にまったく座っていられない、学習に集中できない、泳げないのにプールに飛び込んでしまうといった行動が見られ、それが生活や学習の大きな妨げとなり、行動や注意・集中のコントロールに課題があるとみなされた場合にのみ、注意欠陥多動性障害と診断がなされる。小学生の少なくとも3%~5%に見られる、非常に多い障害。

一般的には、多動は小学校高学年ぐらいには落ち着いてくる。しかし、それまで親や教師などの大人にしかられてきたことから、情緒的なこじれが起きてしまうことがある。その場合、青年期頃に抑うつ、適応障害、不安障害などの情緒的な問題へと展開することもある。

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