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>第4回 視覚障害

5.視覚障害者とノーマライゼーション 2

音声読み上げソフトなど、技術革新が進む

近年、IT技術の向上とともに、視覚障害者を支援するパソコンソフトの開発が急速に発展し、その結果、視覚障害者は以前に比べて情報を共有しやすくなっている。

支援ソフトの代表的なものに、"見る"情報を"声"で補う「画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)」がある。これはパソコンに表示される画面の情報を自動音声で読み上げるものだ。このソフトを利用すれば、全盲者でも音声情報を通してウェブサイトを閲覧したり、電子メールを受信して内容を読むことができる。

また、「音声入力ワードプロセッサ」というものもある。これはキーボードで入力した文章を音声で読み上げるもので、この機能を使うとタイピングに間違いがないかを確認しながら入力できる。こういった支援ソフトを利用して、多くの視覚障害者が問題なくワープロ文書を作成したり、電子メールのやりとりを行っている。

そのほか、自動的に文章を点字に翻訳する「点訳ソフト」や、重度弱視者向けにコンピュータのディスプレイ表示を拡大する「画面拡大ソフト」などもある。

視覚障害者をとりまく情報環境は、ITの進歩とともに急速にノーマライゼーション化が進んでいる。厚生労働省の調査では、「パソコンを毎日利用する」と答えた視覚障害者の割合は7.4%だ。同様の回答をした聴覚・言語障害者の6.7%を0.7ポイント上回っていることからも、パソコンの普及と革新によって視覚障害者の情報手段が広がってきていることが分かる(※1)。

支援ソフトなどの開発がいっそう進めば、コンピュータを用いる仕事に就く視覚障害者は今後増えていくと期待されている。

(※1)出典 厚生労働省:平成18年身体障害児・者実態調査結果(平成18年7月1日調査)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/shintai/06/index.html

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