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>第2回 聴覚障害

1. 聴覚障害とは

外見では分からず、個人差が大きい聴覚障

聴覚障害は外見ではわからないため、本質が理解されにくい障害である。聴覚障害とは、なんらかの障害によりまったく聞こえないか、聞こえにくいことをいう。手話など視覚的なコミュニケーション手段を用いる人を「ろう者」、補聴器などを用いて音声によるコミュニケーションが図れる人を「難聴者」と呼ぶ場合もある。また、先天的にではなく後天的に聴力を失った人を「中途失聴者」と表現することもある。

聴覚障害は個人差が大きく、ささやき声が聞こえない人、大声が聞こえない人、普段の話し声が聞こえない人、目の前を飛行機が通っても聞こえない人など症状はさまざまだ。大学まで一貫して一般の学校に通い、手話を使わないで育った聴覚障害者もいる。

聞こえの程度(聴力レベル)はデシベル(dB)の単位で表される。聴覚に障害がない人が聞くことのできる最小の音の平均が0dB、普通の会話は60~70dB、電車の通るガード下が100dBと、音が大きくなるにつれ数字が大きくなる。

身体障害者福祉法の「障害程度等級表」では、両耳とも聴力レベルが100dB以上のもの(100dB以下の音を聞き取ることができない。両耳が全ろうの状態)を2級とし、以下、程度に応じて6級までの区分を設けている(※1)。

(※1)聴覚障害単独で1級、5級に相当するものはない。

取材協力/鈴木茂樹(東京都立中央ろう学校校長)、伴 亨夫(東京都立大塚ろう学校校長)

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