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障害者が働きやすい環境づくり「職場改善」好事例集

聴覚障害者の雇用を契機に
業務のシステム化を図り、業務拡大

独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構「聴覚障害者のための職場改善に関する好事例集」平成20年度奨励賞受賞

障害者の雇用が企業全体の業務の改善、業績アップに繋がった好事例である。また、ハローワークをはじめとした関係機関を活用。障害者雇用のための外部ネットワークも構築し、次なる雇用を生み出している。

コーセー化粧品販売株式会社 秋田受注センター
全国にあるコーセー化粧品販売株式会社の取引先からの受注、取引先への請求業務を集約、平成16年6月より業務を開始。

業務内容:コーセー化粧品の全国契約取引先からの受注と、取引先への売掛業務(受注処理をするための得意先マスター登録、受発注を行うための商品マスター登録)。
雇用聴覚障害者数:2名(うち重度1 名)

職場改善のポイント

業務の洗い出しを行い、聴覚障害者を雇用

コーセーグループには、「株式会社アドバンス」という特例子会社がある。同社の活動内容を見聞している中で、当センターにも聴覚障害者に任せられる業務があるのではないかと考え、業務の洗い出しを開始。平成17年2月に就職面接会に参加。2名の聴覚障害者を雇用した。


手作りのマニュアル

1年半かけて業務のマニュアル化、システム化を行う

業務開始当初は、取引先により登録内容が違っており、担当者が各々の方法でマスター登録をしていた。そのため、担当者が休みになると業務が滞ることもあった。そこで、すべてのマスターの内容を洗い出し、分析、マスター入力事項を統一化。そして、技術的な設定をし、新システムに移行。1年半の月日を費やしたが、新システムに移行した結果、最大で月172 時間の作業時間抑制を実現。他支店で行っていた作業も当センターが請け負うようになり、業務拡大につながった。


手話通訳を行う様子

手話教室を開催、手話図書館を設置

手話勉強会の開催を求める声が自発的に生まれ、聴力障害者協会、ハローワークに相談。聴覚障害者を講師として勉強会を開催。手話により筆談で生じていたタイムラグがなくなり、コミュニケーションが取りやすく、業務がスムーズに進むようになった。また、手話に関連した資料を集めた「手話図書館」を設置。

関係機関の活用で支援体制を確立


関係機関の活用図

当初は障害者と接した経験のある従業員がおらず、不安を感じていた。そのため、ハローワークで障害に対する理解や企業の心構えのレクチャーを受け、その内容を朝礼時に従業員に周知。従業員の意識改革につなげた。

秋田県の身体障害者福祉協会と連携を取り、重要な会議の際は手話通訳者を派遣してもらい会議を開催。また、秋田県聴力障害者協会主催のフォーラムで同社所長が講演。その講演を聞いた秋田県立聾学校から職場見学会や職場体験学習等を依頼されるなど、様々な関係機関とのネットワークが形成された。