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下村健一のクロストーク

Vol.5 コマツ 障害者雇用の取り組みについて聞く

障害者雇用をすすめた木村道弘さんへのインタビュー

2008年4月から障害者委託訓練を始め、7月に第1次として6人を採用。これまでの4次にわたる採用で、現在では11人の知的障害者が同センタで働いている。就業時間は実働7時間30分。完全週休2日制で、給与は月13万円。有給休暇、社会保険のほか、原則として年2回の期末手当もある。

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下村 採用したばかりの頃は、社内に戸惑いなどはありませんでしたか?

木村 最初は知的障害者の皆さんがどんな人たちなのかわからないので、不安はあったと思います。センタの仕事は郵便物の集配作業を中心に据えることにしたので、まず郵便物を担当する庶務の女性陣に集まっていただいて説明し、さらに10日間にわたってメール室に来てもらって、仕事ぶりを見てもらったんです。すると女性陣と彼らがとっても仲良くなって、そこから次第に理解が広がっていきました。

下村 今は郵便物の集配以外にも仕事の幅が広がっているそうですが。

木村 そうなんです。ほかにコピーや製本、書類のスキャンや複写、清掃など、大きく4つの作業形態で20の事業内容を掲げています。

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下村 どうやってそんなに仕事が広がっていったのですか?

木村 1次採用をした当初は、彼らが郵便物の作業を覚えるのに「半年くらいはかかるかな」と思っていたのですが、なんと1ヶ月で覚えてしまい、短時間で作業をこなすようになりました。そうすると仕事にすきまの時間ができてしまうので、他の部門から仕事をもらってこようという話になりまして。社内メールで「お仕事のお手伝いができます!」と呼びかけたんです。庶務の女性陣を皮切りに、他部門からもいっぱい仕事をいただくようになり、今では毎日毎日、「お手伝い」の仕事があるんですよ。

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下村 もう社内認知はかなり進んでいるわけですね。

木村 社内認知はもう完全に終わっていますね。ですから今は社内メールで「お手伝い」の募集はしていません。でも、郵便物の集配に使う台車には、今でも「こんな仕事ができます」という張り紙がしてありますよ(笑)。

写真:木村さん

木村道弘(きむら・みちひろ)さん
株式会社 コマツ 人事部ビジネスクリエーションセンタ所長

 昭和22年生まれ。「人事部ビジネスクリエーションセンタ」の立ち上げを行い、運営を担っている人物。「出張作業」などのアイデアをもち、社内での仕事の創出、社内で障害者があたりまえに働くことを認知させるための事業展開に務めている。

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