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下村健一のクロストーク

Vol.2 和風会 所沢中央病院 障害者雇用の取り組みについて聞く

障害者雇用をすすめた黒田英寿さんへのインタビュー

平成19年3月、和風会は2名の精神障害者を採用。そのうちのひとりが君成田さんだった。その後も雇用拡大は続き、現在は精神障害者6名、身体障害者2名、合わせて8名が和風会の施設で働いている。

下村 身体・精神・知的の3障害分野の中で、精神障害者の雇用が多くなっているのは、どういった理由からですか?

黒田 実際にさまざまな障害者を知り、具体的にどんな訓練を積んでいるのかを把握して、「これならいける」と思ったのが精神疾患の方だったんです。実は我々の施設の問題もあって、利用者の方や患者様がお使いになる施設に関しては、スロープを設けるなどの配慮がされていますが、バックヤードのほうはそうなっていません。その点で、現状では精神の方の雇用が一番近道でした。

下村 採用後も「オープナー」とは連絡を取り合っているのですか。

黒田 もちろんです。採用後の最大のテーマは、雇用させていただいた障害者の方の“継続性・永続性”です。長く働いていただくことが、雇われた側にとっても、雇用側の我々にとっても幸せにつながる。そのためには、本人と雇用側の業務責任者や管理者、そして支援機関の3者が「三位一体」となっていくことが最も大切だと思います。

写真:

下村 支援機関にお願いするのは、具体的にどんなことですか。

黒田 雇用した障害者に定期的に声かけをしていただくこと、SOSや相談を受けていただくこと、そして雇用側への情報提供とアドバイスです。担当者同士がお互いに携帯電話の番号を交換し合って、何かあったときにはいつでも連絡をとれるようにしています。我々は障害者への対応は専門外なので、支援機関との連絡が密なことは非常に心強いですね。

下村 和風会の方から「オープナー」に連絡をとるのは、例えばどんなときですか?

黒田 例えば、仕事を休んだときに体調はどうかをちょっと聞いてもらう。我々が直接聞いてもいいのでしょうが、聞き方にも技術が必要だと思うので、支援機関の方に聞いていただくと非常に助かります。

写真:黒田さん 黒田英寿(くろだ・ひでとし)さん
医療法人社団和風会 人事採用担当
多摩リハビリテーション学院事務長
同法人の障害者雇用プロジェクトチームの中心となって、障害者雇用を推し進めてきた人物。
働く障害者へのインタビュー
障害者雇用の取り組みについて聞く
取材後記

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