Vol.7 私の役割
「経営の経験がありますが、事業計画はきちんと立てるべきだと思います」
「規模から考えて、資金が少なすぎると感じます」
「このまま進めても失敗すると思います」
これらは、このブログを読んで、私に送られた「ぷかぷか」の事業に対する感想やご意見の一部だ。
経営の経験がある方や、福祉起業について知識のある方が送ってくださったもので、「ぷかぷか」について率直に意見を寄せてくださったものだと感じている。
ブログを更新するたびに、「ちゃんと伝わる内容だったかなぁ・・・」と迷いながら書き続けているが、記事に目を通してご意見を寄せてくださる方には、本当に感謝の気持ちでいっぱいになる。
私自身は、「ぷかぷか」の事業に資金を出していないし、スタッフとして関わっているわけでもない。当事者ではなく、取材者で、「ぷかぷか」ができあがっていく道のりを記録している人間だ。
しかし、まったくの他人というわけでもない。
一般の人より、「ぷかぷか」に近い距離にいると思う。
高崎さんや「ぷかぷか」で働く予定のスタッフさんなどと顔見知りになり、親しくなればなるほど、「ぷかぷか」の事業に対して「成功してほしい」という思いが強くなる。
一方で、冷静な目を持って、この取り組みを記録していこうとする気持ちもある。冒頭で紹介した感想や意見は、私自身に、少し距離を置いて「ぷかぷか」を眺める視点を与えてくれるものになっている。
私自身は、経営や事業について、それほど深い知識はない。
ただ、会社員として十数年働いてきた経験を踏まえて、経営や事業展開について考えるとき、「ぷかぷかは、これで大丈夫だろうか?」と不安を感じる点はたくさんある。
これだけの住人がいる。これだけの保育園や施設などがある。だから、お店ではこれくらい売れるだろう・・・。注文を受けて配達するのでこれくらいのパンは売れるだろう・・・。
販売計画を見ながら想像をしてみるが、いまひとつ、「これくらい売れる」という数字に拠り所を感じることができない。
毎日、お店で一定数のパンを作り、販売できる体制なのだろうか?
誰が、何を、どのように担当してパンをつくりあげていくのだろう?
外販を受けるというけれど、注文が少なければ、少しだけのパンを車で届けにいくことは、利益に見合わないかもしれない。採算が取れる注文数はあるだろうか?
細かいことを考えていくとキリがない。
そこで「綿密に予測や計画を立ててみても、蓋を開けてみなければ結局分からない」と考えてみたりもする。しかし、私宛てに頂いたメールを読むと、「やはり、事業計画は甘いのかもしれない」とも感じる。「ぷかぷか」を「ひいき目」で見ている自分に気がつく。
「私の役割」を改めて問い直すと、やはり、「ぷかぷか」をしっかり見つめていくことだと思う。
「ぷかぷか」に携わる人びとや、パンを製造販売するうえで生じる課題、資金や収益の問題、事業展開の紆余曲折も含めて、しっかり見つづけていくことだろう。




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