そんな授業参観での出来事が終わり、その日の夜、ネギが音読の宿題で読んでいた物語のフレーズが、すうっと心に入って来ました。
夜怖くて一人で便所にも行けない子供が、じさまのために夜道を走り、医者さまを呼んで来た――。
多分一度は読んだ事があるのであろう「モチモチの木」。
その、最後のじさまの言葉です。
「おまえは、一人で、夜道を医者さまよびに行けるほど、勇気のある子どもだったんだからな。自分で自分を弱虫だなんて思うな。人間、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ。それを見て、他人がびっくらするわけよ。」
ネギと重なった。
その日、ちょっと元気がなかった。
本人も私も、発表については何も触れなかったけど、うまく出来なかった事、ちょっと引っかかっているんだよね。
自分で自分を弱虫だなんて思わないで。
あなたには、優しさがある。
その優しさは、
誰かを守るための、強さになるよ。



